AIエージェントとは、道具を渡されたAIのこと。1時間動かして約0.7ドル
エージェントは、文章を返すだけでなく、検索したりファイルを書き換えたりブラウザを操作したりできるAIのこと。提供元の資料に、1時間の作業で合計約0.705ドルという計算例が載っている。
違いは「道具を渡されているかどうか」
ふつうのAIは、文章を受け取って文章を返します。エージェントと呼ばれるものは、そこに道具が付きます。提供元の資料には、道具ごとに値段や消費が書かれていて、そこから何ができるのかが分かります。
資料に名前が出ている道具は、たとえばこういうものです。ウェブ検索、ウェブページの取得、コマンドの実行(bash)、ファイルの書き換え(text editor)、コードの実行、画面の操作(computer use)、ブラウザの操作(browser use)。
つまりエージェントとは、調べて、書き換えて、操作できるAIのことです。新しい種類のAIというより、できることの範囲が広がったもの、と読むほうが近い。
1時間動かして、合計約0.705ドル
資料に載っている計算例です。Claude Opus 5 を使った1時間のコーディング作業で、入力5万トークン、出力1.5万トークン。入力 $0.25、出力 $0.375、そこにセッション実行時間 1時間 × $0.08 が乗って、合計 $0.705。
同じ例で、入力5万トークンのうち4万がキャッシュからの読み出しだった場合は、合計 $0.525 に下がると書かれています。
実行時間の料金は、動いているあいだだけ数えられます。資料には、待っているあいだ(idle)や終了後は時間に数えないと書かれています。
道具には、それぞれ別の値段がついている
ウェブ検索は 1,000回で $10。1回の検索は、返ってきた件数に関係なく1回と数えます。エラーになった検索は請求されない、とも書かれています。
ウェブページの取得のほうは、追加料金なし。ただし取ってきた中身はそのまま入力トークンになります。資料には目安として、ふつうのウェブページ(10kB)で約2,500トークン、大きめの資料ページ(100kB)で約25,000トークンとあります。
道具を渡すこと自体にも、少しだけ費用がかかります。道具の説明文が毎回入力に乗るためで、たとえばブラウザ操作の一式を宣言すると、それだけで約6,600トークンが入力に足される、と書かれています。
何に効きそうかを、値段から逆に読む
検索が1,000回で $10 ということは、1回あたり1セントです。人が10分かけて探すものを1セントで探せるなら、探す作業から先に試すほうが割に合う、という読み方ができます。
逆に、実行時間に $0.08/時がかかるということは、長く動かしっぱなしにする使い方は、そのぶん積み上がるということです。何分で終わる作業なのかを先に決めておくほうがよい。
どちらも、業務を1つ選んで、いま何分かかっているかを測っていれば比べられます。測っていなければ、安いのか高いのかも言えません。
根拠
- Anthropic, Claude Platform Docs「Pricing」 / 取得日 2026-09-15https://platform.claude.com/docs/en/docs/about-claude/pricing
次の行動
- 自社の業務のうち「探す」「確かめる」に時間がかかっているものを1つ挙げる。検索の道具がいちばん効きやすい形です
- その作業が1件あたり何分かかっているかを、10件ぶん書き留める
- その作業を任せるとしたら、どこまでを任せてどこを人が確かめるかを、工程ごとに1行で書く
同じ方に向けて、もう1本あります
1つの作業を教えていただければ、測る対象を一緒に決めます。3営業日以内に返信します。